お兄ちゃんをベッドで寝たきりのように描写するのはほんと怖すぎる。
兄の翔（かける）にも報告したら、と両親が言ったあと、仏壇ではなく2階の部屋に行き、ベッドに普通に兄の時任勇気が横たわってる風な絵作りって、もうホラーでしかないでしょ。いやほんと趣味が悪い。
主人公歩（あゆむ）の心情の変化を表して、決意とともにベッドから兄が消えるっていう演出なんだろうけど、さすがにこの引っ張り方と見せ方は好きではない。
あと新米ドクターを、何の説明もなくいきなりヘリに乗せて、医者1人で現場に向かわせる院長。なかなか無茶する。
そして患者の情報共有をせず、頭ごなしになんでも怒鳴る山岳医の江森（大森南朋）。パワハラ＆危険人物として書いているんだろうけど、なかなか脚本が極端というか、大丈夫か？ってなる。
あとラスト近くの「彼は殺したから」ってどんなつもりで書いたセリフなんでしょうかね。普通言いますかね、殺したからって。
見ているこちらが気分悪くなるセリフが随所にあり、ほんとなかなか入り込めない。
もちろん岡崎紗絵、工藤美桜、トラウデン直美が出るのでこれからも見るとは思うものの、とにかく院長と山岳医江森の行動、発言をなんとかして欲しい。
そんな中でも、国際山岳医の免許を取った歩（杉野遥亮）は引き続きゆるーくやってもらいたい。
