おかやまはじめさんの、狂気に陥る姿を映し、事情が分かったら裁判を取り下げるだけで、病院へも謝罪せず、山で会ってもお詫びの言葉さえ発しないことを演出するのは、ひたすらこの遺族は不遜な人々なんだ、ということなんでしょう。
そもそも母親が山で亡くなっているのに、娘が妊婦で山に登る不自然さ、そしてトリアージを自ら塗り替える行動を含めて、とにかくこんなにも不遜な人々がいるんです、ということを戒める脚本なのかもしれない。
確かに子供を優先させるためにトリアージを黒にして美談としたいのは分かるけど、それで子供に辛い思いをさせるのは、なかなか理解が及んでいかない。
加えてそれらの事情を江森は隠し通し、院長にも言わずにいた理由がまったくもって希薄であり、子供にも負担を強いる意味においても尋常ではない。
全てにおいて、高慢な人々を描き続けることが目的なのかと妙な気持ちになる。
「殺した」という言葉をずっと使い続けたり、不遜な人々を徹底して描き続けるドラマなんだ、ということがこの3話で理解できたので、これからどんなあり得ない人々と常識外な決断が出てくるのかが、ある意味楽しみになってきている。