『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』 #02

残念なドラマだな、という印象は変わらない第二話だったと思う。
小芝風花と大島優子のバディ役にはとても魅力を感じるし、室長の吉田鋼太郎や捜査官の戸次重幸、そして科捜研の高島礼子と柳美稀というキャスト陣には引きつける力があるし、見たい、と思わせる。
でもバディの桜(さくら)と真(まこと)が、大した捜査もせずに、遺族に対して強引に説得していくのがこのドラマの本筋なのだ。そこは前回と変わっていない。
遺族がかなりの決意を持って、遺骨や遺品の受け取りを断っているのにもかかわらず、独りよがりの考えで詰め寄っていく。
断られても、再度詰め寄って説得する。そして最後には遺族が折れて「わかりました」となる。
視聴者の我々は遺族の思いを理解し、遺族の気持ちに寄り添いたくなるが、主人公の二人がそこを壊しにくる。
とにかく遺族にはいろいろな事情があるわけで「深く立ち入るな」というのは、身元不明人相談室の基本的な立ち位置な訳で、そこを本当にお構いなしに遺族に詰め寄っていく。なんなんですか、ほんとに。
流れとしては、桜(さくら)と真(まこと)のバディが遺族に断られ、ボクシングをして、再度遺族を説得し、良い話として終わらせる。

しまいには子供の病気のことを持ち出したり、弁当を3つ持って河原で笑顔で食べたり、小芝風花ちゃんになんて役やらせてんだよ!と血を逆流させながら見ている。

結局風花ちゃんのキャラを固定化し、遺族の気持ちに寄り添うことなく、押し付けがましいキャラとして見せていくという趣味の悪さ。
もうずっとこの感じでいくんでしょうかね。まぁいい大人が作ってるので、敢えて、わざと、なんだろうけど、人が嫌がることを平気でやるって凄いな、と思う。

 

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