ドラマ『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』第1話

ドラマのキャストを確認する時、もちろん女性の俳優から見ていくのだけど、男性でも中島健人の名前があると嬉しくなる。

なのでドラマ出演の中島健人は無条件で見るのだけど、本音を言えば「彼女はキレイだった」ぐらいの役で見たいのだ。

その後、「シッコウ!!」「リビングの松永さん」と、プライム帯での主演からは遠ざかり、ついに主演!となったらテレ東だった、というこの微妙さが、30歳代男性の難しいところなのかもしれない。

とにかくテレビドラマは若さ優先であり、30代の男性には厳しい現実があるし、「シッコウ!!」ぐらいの立ち位置が現実的なんだろうか。

でもやっぱり中島健人にはこれからも主演をはって欲しいし、海外を視野に入れているのかもしれないけれど、日本のドラマにも年1〜2ぐらいでは見たい。
そしてこの「しょせん他人事ですから」の第一話は予想を超える面白さだったからなおのこと。

もちろん白石聖、片平なぎさ、橋本じゅんというメイキャストに加えて、ゲストが志田未来、足立梨花を持ってきたテレ東の本気度。

それらにしっかりと応えていく脚本小峯裕之、監督本橋圭太。こうなるともうクオリティは保証されているし、実際原作ファンをも納得させるこだわりのある演出だったと感じた。

もちろんドラマオリジナル要素はあるんだけど、ここまで原作のエピソードを丁寧に組み入れてくる脚本は見事だと思うし、そこから漫画を飛び越えた映像の力で見せていく監督の力はほんと素晴らしいと思う。

そして物語のベースにある、根本にある現実的な解決方法を提示し、依頼者に選択させ、そのプロセスを我々が学べる要素に加えて、保田と加賀見の絶妙な掛け合いも見られるという素晴らしさが気に入っている。

とはいえ、やっぱり白石聖の美しさと存在感がケンティを超えてくるのはある意味仕方ない。