RICOH GRのエフェクト機能
写真に特殊効果を加える機能をエフェクトと呼びます。RICOH GRにもエフェクト機能がありますが、作品づくりにおいてもそれほどいやらしさを感じないため、私自身使用頻度が高い機能です。GRの場合RAWモードで撮影しておけばカメラ内現像時にエフェクトが指定できるのも使いやすいのです。
料理・酒 おがわ
そのエフェクト機能の中で、私がよく使うのが「ポジフィルム」調になります。これはポジフィルムで撮影したような彩度の高い画像が撮影できるモードで、詳細設定で彩度、コントラスト、シャープネス、周辺減光が設定できます。
福島は会津 白井酒造店の「風が吹く」という日本酒。米の旨みがガッツリと伝わってくるとても旨い酒です。
この記事内の画像はすべてポジフィルム調で現像しています。やはり色の鮮やかさが特徴的なのですが、ただそれほど強い主張もしていない色合いなのがGRらしいのです。
今年の冬も浦和の「料理・酒 おがわ」で越乃寒梅の燗酒をたくさん飲みました。おがわは2015年4月より新体制での営業になります!
ただ写真というのは見たままの自然な感じを表現するもんだ、と言われてしまうとこのポジフィルム調はあまり使えないのですが、見たままの自然さというよりは、写真だからこその品のある綺麗な表現ができるエフェクトだと思っています。
最近ゆず酒のお湯割りというのを飲んでみましたがこれは旨いですね。
私はあまり使うことはないのですが、GRのポジフィルム調は「周辺減光」も表現できます。開発者のインタビューによるとこの減光具合は、フィルムカメラ「GR1」(1996年発売)のレンズの周辺光量落ちを目標に再現しているそうですね。
島根の酒、扶桑鶴「高津川」を燗で飲む。安定した旨さがいい感じ。
コウナゴのかき揚げ・・・だったと思います。ポジフィルム向けではない被写体ですが、ノーマルでは物足りないけど地味にエフェクトをかけたい・・・という時に、彩度、コントラストをそれほど上げずに仕上げてみると上品な感じになるような…。
黒糖焼酎の龍宮を前割りで頂きます。こういう仕上げ方はRICOH GRならではで、個人的に色の濃さ、色合い、コントラスト共にとても気に入ってます。