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花火の撮影はテクニックよりも場所取りと打ち上げ場所の把握が重要(長岡花火)

長岡まつりの大花火大会を初めて観覧してきました。花火師さん達が打ち上げる素晴らしい感動的な花火を、なんとか写真におさめるべく、以下の予習を行ったのは既報の通りです。

長岡花火をオレは撮る!(今年こそは花火をキレイに撮影する予習編) - Rocketboy Digital

 

これは完全に撮影テクニックです。確かにバルブ撮影を行い、明るさは絞りで調整、ISOは100、といったカメラの設定は重要です。特にピント合わせに関しては非常に大切なので、それらのテクニックを頭にいれ、撮影中も自然と確認出来るようになるのが理想です。そして今回初めての花火撮影の仕上がり具合は、以下の記事に書きました。

初めての花火撮影で長岡花火を撮った。結果報告。 - Rocketboy Digital

 

上記写真が今回の結果ですが、まぁまぁ撮れていてホッとしているのが正直なところです。でもこれは上記予習をそのまま実行すれば、誰もがこの程度の写真は撮れますし、同時に肉眼でも花火が楽しめるため、かなり充実感はあるのです。

ただそんなテクニックよりも、やはり撮影場所の確保と、当日の打ち上げ場所を確認すること、この2点が非常に重要なことだと改めて認識出来たことが収穫でした。

 

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今回私は友人たちと一泊のツアーで参加したこともあり、花火も最後まで見ることが出来ました。日帰りコースというツアーも存在するのですが、途中で退席する必要があり、やはり最後まで楽しめる一泊ツアーの方がオススメです。

ツアーだと大抵は観覧シートが用意されていて、旅行会社指定の場所で観覧することになります。これが、ベストとは言わないまでも、かなり満足いく場所だったのが撮影面でも有利に働きました。

(ちなみに今日の写真は前回の記事から漏れたボツ作品になります。派手さはありません。以下トリミングしています。)


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これは一番最後の匠の花火という尺玉(10号玉)のプログラムで、国内の有名花火師の匠の技が楽しめます。派手さはありませんが、美しくきれいな作品が多かったのが印象的でした。日帰りツアーの方たちは見れないプログラムになります。

ということで、やはり撮影場所は重要で、無料席であれば、かなり前から場所の確保、もしくは有料席ということになると思います。

 

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あとは花火がどこから打ち上がるか、それが初めての場所だとかなり苦しいですね。ほんと実感しました。

当初の作戦としては、序盤の小さい花火を使いAF(オートフォーカス)でピントを合わせておき、すぐにMF(マニュアルフォーカス)に切り替えておいたのですが、この時点でほぼフレーミングは確定していて、ここからの微調整が怖くてできなかったのです。

ですので、花火が打ち上がる前から、花火の打ち上げ場所と高さを予想するという、かなり勘と運まかせなことをしてしまいました。ほんとそこに打ち上がってくれてありがとう〜という感じです。

 

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 写真は「匠の技」が続きます。ほんと実際は地味なんですが、写真にするとなかなかキレイですね。

テクニック面で重要なのは絞りです。私はほとんどF22での撮影でした。花火は予想以上に大きくて明るいのです。大胆に絞って、でもISO感度は100。これがとてもいい感じでした。

それとピントもAFで花火に合わせて全然大丈夫でした。置きピンって正直どこに合わせるのか、よくわかりませんし、AFで合わせてすぐにMFに切り替えるという方法が私には合っていました。

 

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あと、ペンライトはカメラの設定を確認したり、帰る時の足元の点灯で大活躍です。花火や夜景の撮影では、LEDの小さいペンライトはなかなか役に立ちます。

ということで、ダラダラと書いてしまいましたが、撮影テクニックなんて、そのまま設定すればいいので、後は場所取りと花火の打ち上げ場所の把握。これでかなりの決め手になります。

 

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長岡花火に関して、予習編、結果編、そしてこの記事と書いてきましたが、撮影環境もいいですし、打ち上げ場所もなんとなくは把握出来ましたので、来年も是非行きたいと思ってます。

花火の撮影は高いカメラも高いレンズも必要ありません。バルブ撮影が出来れば、暗めの標準ズームで全然構いません。まだまだ花火大会は続きますので、僕もあと数回頑張ってみようかな、と思ってます。


それでは、こちらからは、以上になります。


参考: 長岡花火の翌日に「川口やな場男山漁場」にて鮎と鰻を食べる - Rocketboy Digital