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【酒】ひとり呑みの流儀 男女兼用

 本日は誰も教えてくれない「ひとり呑み」の流儀をだらだらと書き連ねてみます。(写真はいつものRICOH GRで撮影したものです。撮って出しです。)

ひとり呑みの流儀

最初の注文に手間取らない

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 初めて入る一軒呑み屋。暖簾をくぐって引き戸をガラッと開けるのはとても勇気がいります。でも勇気を振り絞って引き戸を開け、既に飲んでる常連陣がこちらをジロっと見ることに臆することなく、指を1本立てて「ひとりなんですが・・・」と言うことで「ザ・ひとり呑み」は始まります。そうしたら主人や女将が席を案内してくれるか、どこでも空いてるとこへどうぞ、と言われるので地味めなところを見つけて「ここいいですか?」と言いながら座りましょう。

 最初の注文は瓶ビール、無ければ生ビール。お通しが出てくれば食べながら注文を考えてもいいのですが、ビールのつまみであれば、壁の品書きを見て 10秒 程度で決めます。

 「冷奴とタコぶつお願いします」もしくは「ハムカツと塩辛で」。とにかく主人から「何かつまみますか?」と言われて、「ちょっと待って下さい」とか「えーーーーっと」とか言うのは正直粋じゃない。「谷中生姜」「肉豆腐」「おでん」とか、一目見てピンと来たものが今食べたいものです。

品書きから今日はこれだ!という渋い酒肴を見つける

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 最初は冷奴やマグロぶつなんかでいいのですが、「きょうのおすすめ」と書かれている黒板やホワイトボードから、口には出さない主人のオススメと思われる品を想像して注文します。決して主人に「今日のおすすめってなんですか~?」なんて野暮なことは聞きません。「全部がオススメです」とか言われて終わる可能性ありありです。

 なので、たとえば旬の魚貝、旬の野菜。そこを突いていきます。もしくは私の 経験上「おから」「野菜煮」「あら煮」「湯豆腐」「金目鯛」のような3文字以内のメニューはほぼ間違いありません。

背筋を伸ばして飲む

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 とにかくひとり呑みはだらしなく飲まない、偉そうに飲まない、知ったかぶって飲まない、自己主張を出さない、というのがとても大切。そのためには背筋を伸ばしてピシッとして飲みたいものです。これ大切。よってこの時点でもスマホはイジらない。紙の新聞は全然OK。

大声を出さない

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 追加注文の時に「すいませーーーん!お酒ーー!」「注文いいーーー?」と大声を出す人がいますけど、ひとり呑みの時はもっと大人でありたい、紳士淑女でありたい。じゃあどうするか・・・。

 まず店員をじっと見る、とにかく見る、こちらに気づくまで見つめまくる。そして目があった。そこでジェスチャーをかます。ビールや徳利を指して、人差し指でもう1本・・・のポーズ。料理の場合も店員と目が合うまでじっくり待ち、手を軽く上げてこちらまで来てもらう。そして小声で注文する。あくまでも上品に。

頼み散らかさない

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 いろいろ注文し過ぎてテーブルを埋め尽くすのはみっともないです。肴というのは慎みをもって頼むということを忘れないこと。そしてまさかとは思いますが、注文したつまみは残さない。ささっと平らげるのが礼儀です。

長っ尻しないでキレイに飲んで帰る

 ひとり呑みで泥酔するのだけは絶対に避けたい。とにかくスマートに、そしてキレイに飲む。

 「あれ?もうお帰りですか?」と主人や他の客に思われるくらいが丁度いいのです。よく酒を飲むペースが速くなって大声出すわ、からんでくるわ、つまらない冗談言い出すわ・・・という面倒くさい客がいますが、そうならないようにしたいものです。もし混んでいて新規のお客さんが入れないのであれば、自分から「じゃ私出ますよ」と言ってさっと席を立てばいいのです。

おわりに

 ひとり呑みというのは、いつでも行けて、気楽に飲めるのが最大の魅力。だからこそキレイに、酔いを自覚しながら飲みたいものです。


 本日は以上です。


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