ドラマ『あの子の子ども』

高校生の妊娠がテーマとなると、確実に心をざわつかせながら見続けていくことになる。なにより最初から抵抗感が前面に出てきてしまう。
教師と生徒、また生徒同士の妊娠は、きれいにも描けないし、穏やかにも描けないし、いわゆる現実的な結論も描けない。よって周りの人々の支えを受けながら進むべき道を探っていくのだろうけど、やっぱり見ている私はいたたまれなくなる。
しかし脚本が蛭田直美さん。主演が桜田ひよりちゃん、朝ドラ決まった 細田佳央太くん。

そして脇を固めるのが、野間口徹さん、美村里江さん、石田ひかりさんであり、監督がアベラヒデノブ氏、山浦未陽氏、松浦健志氏。

いやいや、この製作陣、俳優陣、これを見逃す訳にはいかないでしょう・・・ただテーマが高校生の妊娠・・・つらい。

第一話はやはり脚本、撮影、演出どれもが素晴らしかったのだけど、やっぱりテーマがセンシティブなのが見ていてほんとうに辛い。二人の普通の大学生としてのドラマが見たいのですよ、私は。

実際ひよりちゃんも佳央太くんも高校生には見えないのだけど、もし齋藤潤くんと月島琉衣ちゃんだったとしても、それはそれで辛すぎ倍増事案かもしれない。見れないよな、うん、見れない。

ただ中高生を対象にしたドラマなんです!二人が悩み、考え、救いを探していくんです!と言われると、はい、すみません、としか言えないのだけど。

でもこの製作陣には期待しているので第二話も見ます。特に宝のママ役の美村さんに期待。おそらく嫌な役なんでしょうけど、やっぱり美村さんに期待。