Rocketboy Digital

お酒とカメラと音楽が好きです

夏の居酒屋「ひとり飲み」のいいところ

夏の日の午後

GR000292
暑い。とにかく暑い。朝会社に行くだけで、早くもヘトヘトになってダラ〜っとしてしまうけど、そこはセブンのアイスコーヒーのLサイズを一気飲みして、気持ちを切り替えて仕事と向き合う日々。基本的に会社は涼しいこともあって、仕事自体は快適にこなしていけるのだけど、16時を過ぎるあたりから徐々に喉が乾いてきます。もうこの夕方の時間帯となるとアイスコーヒーという訳にはいかず、この喉の乾きを癒やしてくれる飲み物といえば「ゴールデンコーラ」が頭に浮かんでくるわけです。ゴールデンコーラというのは、ペルーのインカコーラの事ではなくて、ここではもちろん普通のビールの事。

そしてトイレに行くついでにチラッとFacebookのフィードを覗いてみると、居酒屋やバーが「今日のおすすめ!」「本日の美味ぇもん!」「今日だけのスペシャルメニュー!」とかをアップしてるし...。まったくもって仕事に差し支えるエントリー.....なんだけど、もう見たからには気になって気になって仕方がないのです。なんとか定時に仕事を終わらせようとラストスパートの高速モードに切り替える。人間は帰る時間が決まっている時にこそ、もの凄く集中でき最高のパフォーマンスを発揮する事ができる。そして一気に仕事を片付けられるのが不思議。そう、ゴールデンコーラのために。

ひとり飲みのススメ

GR000308
なんとか定時に仕事を終わらせるものの、頭の中にはゴールデンコーラと酒の肴の事ばかり。そこで誰かを飲みに誘ってもいいのだけど、飲みに誘うという行為自体が夏は特に億劫になってしまいます。暑いからなのか、なんなのか、よくわからないんですが、取り敢えずサクッと飲みたいだけなので、何も気を遣わないひとり飲みが一番。

ひとり飲みは「行きたい時に飲みに行ける」というのがいいとこであり、誰かを誘うという行為や気遣い、そして断られた時のガッカリ感が無いのが素晴らしいのです。

ひとり飲みのいいところ <1>

  • 行きたい時にすぐ飲みに行ける


GR000271
のど黒です。ひとり飲みだとツマミを一人で独占できるのがいいですよね。もちろん隣が知り合いの場合はおすそ分けする時もあるんですが、二・三人で飲んで1つだけずっと残ってるなんていう状況にはなりませんし、何より自分が今食べたいものを誰にも気を遣うことなく注文できるのが最高です。

ひとり飲みのいいところ <2>

  • 今食べたいものを注文でき、その料理はすべて自分のもの


GR000282
この日ののど黒は塩焼きか煮付。僕は塩焼きを注文したんですが、これがひとり飲みでないと結構気を遣います。穴子なんかだとフライか蒲焼きか煮付けか......鰯だと刺身か焼きかフライか。そして焼き鳥だと塩かタレか。ワインは赤か白か。天ぷらは塩か天つゆか。ちなみに僕は焼き鳥はタレ、ワインは白、天ぷらは天つゆ、唐揚げにはレモンじゃなくてマヨ!......ということで、すべて世間とは真逆!

ひとり飲みのいいところ <3>

  • 料理をどう食べるかの決定権はすべて自分にある


GR000349
ひとりで飲む酒は何もかもが自分のペースで物事が進んでいくのがいいのです。飲むペース、そして肴を注文するペースが誰への気兼ねもいりません。そして瓶ビールはもちろん手酌であり、自分のペースで飲むことができます。特に瓶ビールに関しては(お酌の一杯目以降に)注がれるのがほんと苦手なんです。池波正太郎氏も「男の作法」という著作の中でこう言ってます。

ビールというのはね、料理屋でもそうだけど、本当の料理屋でない限り、まだ残っているうちに注ぎ足してしまう。これは愚の骨頂で、一番ビールをまずくする飲みかたなんだよ。

ビールというのは成分がある程度飛んじゃうわけですよ、時間がたつと。そこへ新しい成分を入れるでしょう。せっかくの新しいあれがまずくなっちゃうんだよ。

それに、ちょっと飲んだのを置いておくと、冷えてたのがある程度温かくなってきちゃうわけだ。そこへ冷えたのを入れても、本当に冷えた感じにはならないでしょう。中和されちゃうから。

だから、ビールの本当の飲みかたというのは、まずお酌で一杯飲むのはしようがないね。それでグーッと飲んだらビールをまず自分のところへ置いとくんですよ。そして自分の手でやらなきゃビールというのはうまくないんだ。

コップになみなみ注がないで、三分の一くらい注いで、それを飲みほしては入れ、飲みほしては入れして飲むのがビールの本当のうまい飲みかたなんですよ。


池波正太郎「男の作法」新潮文庫より

まったくもってその通りでございます。でもあまり飲まない方には「手酌が好き」と言ってもなかなか理解されないのですが......。

ひとり飲みのいいところ <4>

  • 酒を手酌で飲むことができる


GR000385
再度カツオの刺身です。最近は脂がのって濃厚な味わいが魅力すぎて戻り鰹を注文することが多いです。それも毎回。やっぱりこの時期ならではの魚は本当に美味しいですし、旨い魚を食べている時ってシアワセを感じるんですよね。

そして最近一人で飲む時はトコトンまったりしてしまって、Kindle Paperwhiteで本を読んだり、Kindleアプリで雑誌読んだり、テレビを見たりしながらボーッとしてる事が多い感じです。ボー−っとするって1日であまり無い貴重な時間ですから。

ひとり飲みのいいところ <5>

  • ボーッとできる

夏の居酒屋「ひとり飲み」

GR000380
おまかせ3品盛りを注文してみました。タコとヒラメとマグロ。いい感じです。

ひとり飲みで大切なのは「通う」ことだと思ってます。私なんか主人や女将さんと話すわけでもなく、ただ気になった店 数軒を順繰りに通い続けているだけです。もちろんいろんな話をしながら盛り上がる時もありますけど、普通はビールと酒2杯飲んで1時間〜1時間半ぐらいで帰る。そうすれば徐々にお店の人も顔ぐらいは覚えてくれますし、安い焼酎のボトルでも入れれば名前を書くので、もしかしたら名前も覚えてくれるかもしれません。僕なんかある店にボトルを入れていても未だに名前を覚えられないっていう店もありますが、それは稀です(笑)

まぁ夏は日も長いですし、定時に仕事を上がって、さくっときれいにひとり飲み。おすすめです。

ひとり飲みのいいところ まとめ
  1. 行きたい時にすぐ飲みに行ける
  2. 今食べたいものを注文でき、その料理はすべて自分のもの
  3. 料理をどう食べるかの決定権はすべて自分にある
  4. 酒を手酌で飲むことができる
  5. ボーッとできる


以上です。


今週のお題「夏の食事」

関連記事




宇都宮では必ずこの店で餃子を食べる:おすすめ餃子3選+3

宇都宮餃子のおすすめ店

宇都宮の餃子は突然食べたくなるので、先日も茹だるような暑さの中、宇都宮線に乗ってサクッと餃子を食べてきました。宇都宮線の快速であれば上野からだと1時間半ちょっと、さいたま市からだと1時間と少しで行くことができますが、帰りは少し億劫になるため快適で週末チョイ安のグリーン車の利用がおすすめです。そして最近私の宇都宮での食べ歩きルートはほぼ決まってきており、以下私が高い確率で訪問する店になります。

撮影レンズ

宇都宮にはPENTAXのカメラを持っていくことが多いのですが、以前はsmc PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limitedを、そして最近はHD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedで撮影することがほとんど。とにかくこのレンズは好き過ぎて自分でも怖いくらいに愛用しています。
[asin:B00ETMBMEI:detail]

豚嘻嘻(とんきっき)

IMGP0073
さて宇都宮に着いたらまずは豚嘻嘻(とんきっき)を目指します。この「豚バラ肉餃子野菜巻き」が好きなんです。


IMGP0069
もちもち感溢れる豚バラ肉餃子を、店内で水耕栽培しているレタスで巻いてあり、ドレッシングを付けて頂きます(ドレッシングは最初からかかってます)。4コで370円。この豚バラ、レタス、ドレッシングの相性が抜群で宇都宮に何度訪問しても、毎回思い出して食べたくなるんです。


IMGP5570
これはハーフ餃子で、肉餃子3コと肉餃子野菜巻きが3コという組み合わせ。豚バラ肉餃子ではなくて、普通の肉餃子にレタスが巻いてあります。やっぱり自家製レタスが新鮮で美味しいんですよね。


IMGP0061
これは普通の肉餃子。6コで290円。女性でも一口でいけるくらいの大きさです。


IMGP0080
お店は今年(2015年)の6月に移転しており、なんと正嗣とみんみんの並びに引っ越してます。よって他の店より空いているので言うこと無し。

豚嘻嘻 (とんきっき)
TEL:028-627-2772
栃木県宇都宮市馬場通り4-2-3

味一番

IMGP5534
この味一番という昭和の中華屋さんにも何故か毎回来てしまいます。喫煙可でタバコ臭いですし、キレイな店ではありませんが、餃子が200円、まずはこの安さ。盛り付けにも気を遣うことなくこんな感じで出てきます。まさに気取りのないシンプルな餃子。一口サイズですが昔ながらの餃子の味がいい感じなのです。


IMGP5536
そして味一番に来たら「餃子饂飩(うどん)」。餃子の皮でつくった、もちもちの麺をひき肉ミソにつけて頂きます。これが美味しいのです。


IMGP5520
食べ方はこんな感じ。ミソ挽肉にうどんのだし汁を混ぜ、これにうどんを付けて挽肉と一緒に食べます。


IMGP5546
1日限定30食みたいなのですが、一応毎回食べることができてます。


IMGP3910
焼きも揚げも200円ちょうど。200円なら文句なしでしょう。


IMGP5554
普通の中華屋ですので、ラーメン、チャーハン、もつ煮、鶏の唐揚げなんかもメニューにありますが、夜に備えて一度も食べたことがありません...…いつもこの餃子と餃子うどんのみ。

味一番
TEL:028-634-8363
栃木県宇都宮市江野町2-7

庄助

IMGP0174
そして17時の開店と同時に訪れる居酒屋がこの庄助。私は餃子食べ歩きではビールも飲まずに餃子に集中する派ですが、17時にこの庄助で最初のビールを頂き、そして庄助餃子を注文します。

庄助に関する他の記事



IMGP0171
たまたま焦げている餃子の画像しかなくて申し訳ないのですが、野菜がゴロゴロ入っていて家庭的な餃子です。ニラとキャベツの食感を楽しみながらビールと共に頂く庄助餃子はやっぱり旨い。ハマります。


IMGP0211
宇都宮に日帰りの場合、庄助に辿り着くまでに餃子でお腹いっぱいになってしまうため、昼の餃子食べ歩きには綿密な計画が不可欠という事実。この庄助でもたくさん美味しいツマミがありますので。

庄助
TEL:028-622-3506
栃木県宇都宮市塙田2-2-3

その他有名店

そしてもちろん有名店に行くこともありますが、そんなに熱心に通うというわけでもなく、覗いてみて空いていたら2人で1〜2皿ぐらいを食べる感じです。

みんみん

IMGP5235
みんみんの焼餃子は皮のパリっと感と羽根が特徴。そしてビールとライスがあるので安心して訪問できるのがいいですよね。


IMGP5226
そしてみんみんの揚げ餃子は、揚げなのにヘルシーっぽいのが気に入ってます。油っこさ無し。


IMGP5240
馬場通り4丁目のみで食べ歩きができるので便利です。

宇都宮みんみん 本店
TEL:028-622-5789
栃木県宇都宮市馬場通り4-2-3

正嗣 宮島本店

IMGP0097
そして正嗣(まさし)。週末だと結構、いやかなり並びます。値段は210円と安い。ただあくまで個人的な感想としては小刻みな具材なので食感があまり楽しめないため並んでまでも...ん〜と思ってしまうのですが、もちろん空いていれば入ります。


IMGP0090
メニューは焼餃子と水餃子のみ。ビールもライスもありません。水餃子は、まずお酢を入れて、ラー油をお好みでかけて食べる感じです。正嗣の餃子はヤキもスイも基本的にあっさり系なので複数枚は普通にいける感じでしょう。


IMGP0082
すいている時間帯があるのかがよく分かりませんが、回転自体が速くありません。だから待ちます。これはお持ち帰りの餃子も同時にたくさん焼いているのと、宅配便による申し込みも店内で行っており、店内にいる方々の食べるスピードもなんとなくまったり...。僕らはヤキ1、スイ1でしたので、食べたらササッと出てきましたが、店内はアジアの屋台風にマッタリムードで外は大行列という温度差がいつ訪れても気になります。

正嗣 宮島本店 (まさし)
TEL:028-622-7058
栃木県宇都宮市馬場通り4-3-1

香蘭

IMGP5269
宇都宮餃子発祥の店、かどうかは定かではありませんが、香蘭の餃子は安定してますね。特にキャベツの量とシャキシャキ感が好きです。


IMGP5265
焼き1と揚げ1を注文。2人で食べ歩きの場合は後々のことを考えて2皿をシェアする場合が多いです。


IMGP5281
お店も綺麗ですし、比較的空いてますし、普通に美味しいお店です。

香蘭
TEL:028-622-4024
栃木県宇都宮市本町1-24

おわりに

IMGP5451
最初の3店舗、とんきっき、味一番、そして居酒屋の庄助には必ず訪れ、お店の混み具合によって、正嗣、みんみん、香蘭に入るって感じです。あと途中でBlue Magicというクラフトビールの店に寄ったり、締めのラーメンはヒバリ(HIBARI)で鶏そばが気に入ってます。

宇都宮は街全体が落ち着いていて、人もそれほど多くなく、餃子の街、Barの街、Jazzの街、ビールの街という一面もあるため、食べ歩きと飲み歩きで1日過ごすにはとても楽しいんですよね。突然餃子が食べたくなった時が行くときです。


今週のお題「夏の食事」

こんな記事も

【週末台湾】台北寧夏夜市で食べる鉄板焼「香連鐵板料理」

週末台湾

ここ数年そして年数回、金曜日に年休を取って相変わらずサクッと台湾に行ってます。金曜の夜に着く便だと急いで夜市に行って食べ歩きして、2日目は写真撮ったり、誠品書店に行ったり、佳佳唱片でCD探したり、ちょっと遠出したり、カフェでボケ〜っと休んだり。そして最終日も写真撮ったり、カラスミ買ったりしてからサクッと帰るっていう、なんだか本気出してない感じのまったり台北が多いです。滞在時間も40時間とか。

P7030935
夜市は好きなので必ず行くんですが、なんだかんだ言って必ず食べるのは牡蠣のオムレツ「蚵仔煎(オアチェン)」まぁビールを飲んでるのはいつ行っても僕ひとりなので、最近は飲まずに食べるだけ。お酒はあとで適当に飲むっていう感じです。台湾に行くとほんと酒の量が減りますね。


P7030945
そして臭豆腐。僕は大好きなので必ず食べますが、まぁ賛同してくれる人は少ない、というか今まで会ったことありません。連れがいても一人で独占できるので、それはそれでいいんですけど、そんなに臭いですか?言うほど臭くはないと思うんですよね。


P7041139
これは寧夏夜市のお店で食べた蚵仔煎(オアチェン)。雨がざっと降ってくる場合があるので、屋根のある店は快適です。


P7041147
これは海老のオムレツ。周りで地元の方々が美味しそうにスープを飲んでいるのですが、どれを注文すればいいのかよく分からないので、毎回オムレツだけ。

鉄板焼き

P7041150
夜市の中でも寧夏夜市は、台湾小吃をいろいろと食べることができるので必ず訪れます。でもまぁ結構混んでいるので、この時はゆっくり食べられるところを探して鉄板焼屋に入ってみました。目の前で焼いてくれます。なんとなくその場のノリでビールを注文してしまいましたが、当然ながらビールなんていう人を堕落させる飲み物なんか飲んでいるのはやはり店内見渡しても僕だけです(笑)すぐ日本人だと全員にバレます。


P7041158
こんな感じで迫力あるパフォーマンスで焼いてくれて目の前のお皿に盛ってくれます。そしてお皿は鉄板の上にあるので最後までアツアツで食べることができるのです。


P7041154
まずは肉。ちょっと記憶が曖昧ですが、豚と鶏だったかな。いわゆる一人前ですが、こんな豪華なセットを頼んでいるのは僕だけでした(笑)ちなみにご飯とスープはセルフで食べ放題。あと酸梅湯という(恐怖の)梅のジュースも飲み放題。


P7041160
そして野菜が付いてきます。この日はキャベツともやし炒め。右側は豆干という豆腐の炒めものだと思います。このセットの値段、まったく覚えていないのですが、500元ぐらいだったでしょうか。


P7041163
若いお兄さんにチェンジして、新しいお客さんのオーダーを淡々と焼いていきます。

香連鉄板料理

P7041172
この時は特に考えもせずにオーダーしてしまったり、ビールなんていう人をダメにする飲み物をたのんでしまいましたので、次回は恐ろしい(ほんと苦手な)酸梅湯を飲みながら、じっくりと香連の鉄板焼きを攻略したいと思ってます。今年は週末台湾、あと2,3回行けたらいいなぁと。特に何するって訳でもないんですけどね。


www.sltpanyaki.com.tw

関連記事