川越を撮る
先日オリンパスのフォトカレッジに参加してきました。講師は佐々木啓太先生。オリンパス OM-D E-M5 だけを持って埼玉県川越へ訪れました。
レンズはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の単焦点一本縛り（しばり）。そしてアートフィルターも佐々木先生オリジナルのライトトーンベースの Light-umber2 縛り。そして F3.5 ＋ 露出補正+0.7縛り、そしてスクエア縛り。もう縛られまくりでの撮影です（笑）
ライトトーンというアートフィルターですがオリンパスの公式には、明暗差のあるところで、陰の部分をもう少し見えるように明るくしたいときに「ライトトーン」が便利と記載されています。今回は川越という小江戸の街並みを、コントラストや彩度を抑えたやわらかい感じの写真にするために、ライトトーンをベースにして Light-umber2 というオリジナルのフィルターを佐々木先生が作りこんでいます。
このアートフィルターだとシャドーもハイライトも柔らかく描写されますし、優しく落ち着いた雰囲気がいいですよね。しかしレンズ、画角、露出、フィルター、全部固定、全員一緒ですから、もう作品はセンス勝負という・・・恐ろしい世界です（汗）
撮影スタイル
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佐々木先生が「とにかく気になったものはどんどん撮ってください」「たくさんシャッターを切ることで撮影のリズムがでてきます」「一つの被写体ではアングルや高さを変えて複数枚撮ってください」「つまらないと思っても気になったら撮りましょう」というアドバイスを頂き、なんだか今の私の撮影スタイルを振り返るきかっけにもなり、佐々木先生の言葉がとても胸に響きました。
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今の私は被写体を見つけたらファインダーを覗いて、この構図でいいのか、この距離でいいのか、絞りは、感度は、露出補正は・・・と考えながら、設定を変えて複数枚撮影し、結果的にパッとしない失敗写真を量産してきています。やはり先生の言葉通りに初心に帰り、今日はすべての設定を固定して、気になったところをバンバンJPGで撮っていく事で、写真撮影本来の楽しさが戻ってくるのかもしれません。
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あと露出補正は0.3づつ調整しないで、一気に1段（±1）上げ下げして1枚撮って、そこから微調整した方がいいというアドバイスも、「へぇ〜そうなんだ」と素直に受け入れる私（笑）今回、先生からのちょっとした一言から、かなり学ぶことができたんですよね。
組写真を作る
<1>
このオリンパスのフォトカレッジですが、正式名は"【撮り方講座実践編】組写真の撮り方講座〜蔵造りの町並み 川越編"という長い講座名で、組写真を作るのがテーマになっています。でもこの講座は私達が組写真を考える必要がなく、佐々木先生が組写真の組み合わせを考えてくださるのです（笑）
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この写真と上下の写真 <1> <2> <3> という組み合わせを先生が作ってくださいました。この三枚を左から順に並べます。えっ・・・コレなの？この3枚なの？って感じがしましたが・・・そうなんでしょう（笑）
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今回の組写真は横に並べるイメージのため、<1>は左に位置する写真、<3>は右に位置する写真ですので、その位置に適する構図が大切との事。しかし真ん中のメインの写真はこの消火栓でいいんでしょうかね（笑）「消化器の横のこの扉はなんなんでしょうね」とかナチュラルに聞かれましたが、私は「さぁ〜？」としか回答できません。でもなんとなくこの3枚、トイレに貼って毎日眺めていると不思議と気に入ってくるもんです。その上の３枚（赤い花、バー、古民家）も先生が２番めに選んでくださった組写真です。
KOEDO SUNSET
最終的に先生に選んで頂いた組写真を皆が並べて人気投票。私は３位に選ばれましたが、やはり1位だった女性の感性、被写体の切り取り方、光の使い方には圧倒されました。必ずこういうスクールは課題を残して、落ち込んで終わります。いつもの事です（汗）
実はこの写真が好きなんですが、佐々木先生はサラッと流して見てもくれませんでしたね。まぁ個人商店をそのまんま撮っただけですので仕方ありません・・・。
今回のアートフィルター Light-umber2 しばりで、今度は京都を撮ってみたいですね。
