Rocketboy Digital

お酒とカメラと音楽が好きです

寫楽(写楽)という旨口の日本酒は肴が必要ない。肴は水でいい。

冩楽という酒

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 馴染みの店では、相変わらず福島の酒「冩楽」にハマってる人が多いです。米にこだわり、酒造りそのものにこだわり、そして酒の旨み、キレ、香り、すべてが素晴らしい酒です。

 日本酒はウイスキーやワインと違って肴(さかな)が必要な酒です。ただこの冩楽という日本酒は肴が必要無いくらい旨い酒なのです。私は日本酒を飲む時、水か白湯(さゆ)を一緒に飲むようにしていますが、酒を飲んだら、白湯を飲む、また酒を飲んだら白湯を飲む・・・(以下永遠と繰り返し)。つまり水が肴になるんですよ。ほんとに。

あくまでも酒が中心

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 ワインというお酒は、まず料理に合わせてワインを選びますよね。でも日本酒というのは違うんです。まず何をおいても酒なんです。自分の飲みたい酒を選ぶ。そして料理は酒を邪魔するものであってはいけないのです。

 たとえば酒盗、おから、タコぶつ、湯豆腐とか。

 でもよくよく考えてみると日本酒は米でできているので、ご飯に合うおかずみたいな料理であれば大抵は大丈夫なはず。なんてったって、居酒屋の肴はご飯のおかずに合うものばかりですから。それ程酒を邪魔する料理も無いのかもしれません。

手の込んだ料理をつまみたい

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 ただ最近は日本酒には刺身、刺身と言えば日本酒という傾向がありますが、正直刺身よりはしっかりと板長さんが作ったものをつまみたい。焼き魚でも揚げた魚でも、やはり料理人の手が入るとその力量の違いが出てきます。そのひと手間、そしてより手の込んだ料理を酒と一緒につまむのも居酒屋の醍醐味だと思ってます。写真は京芋の蟹餡掛けです。これは美味かった。

 でもあくまでも主は酒、料理は従。居酒屋は酒を飲むところ。だからあくまでも酒中心でいきたいのですが、丁寧な味付けの美味しい肴と出会えた時もまた嬉しいもんです。

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 安納芋の天ぷら。

 とても美味しく頂きました。


 本日は以上です。