通いたい居酒屋
ひとり飲みでも、ふたり飲みでも、だいたいその街で行く居酒屋やバーというのは決まってきます。平日だと明日のこともあるので、本当に行きたい店で酒を気持ちよく飲みたいですし、楽しく飲んでいい気分で帰りたいのは誰もが思うことです。
通いたい居酒屋:酒に対する理解がある店
うまく表現できないのですが、店主さんや板長さんが、酒にたいするこだわりを持ちつつ、それを客側の要望とうまく掛け合わせて提示してくれる店。
たとえば、日本酒を燗して飲むのは絶対に認めないとか、泡盛も焼酎もロックじゃないともったいないとか、そんな思い込みではなくて、日本酒の飲み方を(冷や、燗酒、ロック等)いろいろと相談にのってくれるとか、焼酎の前割りをおすすめしてくれるとか、料理に合うお酒を提案してくれるとか、四季を愉しめる酒や肴を考えてくれるとか・・・。
もちろん持論やこだわりを持つことは素晴らしいと思うのですが、それを押し付けない店といいますか、いろいろと心から本気で相談にのってくれて、提示してくれるとお客は嬉しいんですよね。わがままでしょうかね。
通いたい居酒屋:仕事が丁寧で肴が美味しい店
当たり前な感じもしますが、料理に対する丁寧さやこだわりがあり、その料理が本当に美味しい時、人って幸せな気分になるんですよね。美味しい刺身とかはちょっと別です。安くて美味い刺身を出すってなかなか難しいでしょうし、美味しい刺身はやっぱり素材がいいものですから。
それよりも手のかかる料理、時間のかかる肴がとても丁寧な仕事を経て運ばれてくる時。そしてそれが期待以上の美味しさだった時、人はある種感動をおぼえ、そして「美味しいなぁ~、あーまた来よう」って思うんですよね。だからこそお通しも丁寧な仕事であって欲しいのです。わがままでしょうかね(本日2回め)。
通いたい居酒屋:お金に対するいやらしさが無い店
実はこの部分は口にだすこと自体がタブーになっている感じもしますが、ここが一番大切かもしれません。基本的には注文するときにすべての金額が明確になっていて、最終的に明朗会計であれば客は文句はいいませんよね。明朗会計はとっても大切なことです。でも中にはありませんか?なんとなく値段が不明な酒だったり、今日のこの魚の時価っていくらなんだよ、とか、バイトがけっこう会計を間違えたり、お通しがこの値段?とか。
基本的に私は店主が何も言ってくれないのであれば「それって今日はおいくらですか?」って必ず聞きますが、できたら「今日はコレコレでお出ししてます」とか言って欲しいし、自分から聞くのってかなりストレス感じるんですよね。
普通お酒って市価の2倍~3倍の価格をつけますけど、なんとなく客にわからないようにちょっとでも高く売る姿勢が見え見えだと、もう次はないかな・・・と思います。わがままでしょうかね(本日3回め)。
おわりに
もちろん、「ちょっとした気遣いがある店」、そして「気持よくのんびりと飲める店」なんていうのも通う店の条件なのですが、でもまずはお酒と肴が美味しく頂けて、気持よく会計できることが大切だと思うんですよね。
ただすべてが平均点の店よりも、何かがグッと響いてくる店に、私たちは惹かれしまうこともまた確か。ま、我々客はもう行かない選択も出来るので、基本的にわがままなんですけどね。
さて、今日も「いい酒」「いい人」「いい肴」を求めて酒場の暖簾をくぐりましょう。
以上です。
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