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お酒とカメラと音楽が好きです

日本酒 25BY 新酒 おりがらみ のすすめ

25BYの新酒を飲む

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年末が近づいてくるとあの店は29日まで、この店は大晦日まで、そして新年は何日から・・・という情報が飛び交います。私も地元でよく通う居酒屋やバー10軒ほどの年末年始のスケジュールをメモして飲み仲間と共有したりしています。私は30日まで仕事なのに、あと数日間、今日はこの2軒、明日はこっちの3軒と日々忙しいです(笑)

そんな年の瀬ですが、いつもの「おがわ」に訪問しました。週中は晩酌セットがありますので、いきなりお酒とお刺身のセットを頂きます。900円のお酒を注文したのでこれで950円はかなりお得ですよね。

カメラはいつものRICOH GRで、本日もアンダー気味に撮影しています。暗いと言えば暗いのですが、冬ですし落ち着いたしっとり感に目覚めてしまいました。


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その900円のお酒がこの寫楽(写楽)純米吟醸 ささめゆきです。25BYの新酒第一弾のようで、うすにごりで「おりがらみ」だと思います。もちろん新酒ですので若々しい荒々しさはあるものの、米の旨み、柔らかい吟醸香、そして発泡度合い、上品な甘さは、さすが寫楽だと思います。使用米は五百万石50%。25BYもやっぱり寫楽強しの印象です。

酒造年度(BY=Brewery Year)は毎年7月1日から翌年6月30日までを1年とし、25BYとは平成25年醸造を表します。


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晩酌セットのお刺身は鯖か鰺。私は〆鯖を注文。さすがに調子に乗ってアンダーで撮っていたらどんどん真っ黒になってきたので、ここだけは少しだけ明るめに撮りました。イルミネーションを撮る手法で手前の〆鯖が前ボケ・・・・たまたまですが。

おりがらみ

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2杯目は兵庫県姫路市の酒「奥播磨(おくはりま) 純米 おりがらみ 生酒」にしました。「おりがらみ」のオリ(滓)とはモロミ(醪)を布で絞った後に残る白い沈殿物のことですが、このオリを取り除かないでそのまま瓶詰めした日本酒を「おりがらみ」と言います。にごりが酒袋の織り目をくぐり抜けて酒に混じって出てきた部分です。

このオリは生きている酵母や栄養素が沢山含まれていて瓶の中で醗酵し炭酸ガスを作るんです。なのでほんの少しシュワシュワする感じです。ただ「にごり酒」とは少し異なっていて、にごり酒のように酒粕みたいな固形物を感じないのが「おりがらみ」で舌触りも普通のお酒と何ら変わりません。

ただ味はまだまだ若いんですが、このオリの濃い旨みと合わさることで味がまろやかになり旨みもでてきます。生酒ということで喉越しも爽やかで、やたらフレッシュなので(笑)女性にもオススメできると思います。唯一の欠点は肴が欲しくなるくらいでしょうか。


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ということでおでんを注文しました。大根とたまごと・・・今日はがんもにしました。おりがらみの日本酒を飲みながらおでんをつまむ・・・ほんと日本人でよかったなーと思う瞬間です。


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3杯目いきましょう。福島県喜多方市の酒「奈良萬 純米酒 おりがらみ 本生」です。

おりがらみの香りってバナナやメロンやライチの香りがするんですよね。味自体は若いのですが、そのフレッシュさを感じながらキレのある後味はほんとくせになります。酵母が一生懸命働いてます!!的な味わい深い旨さは今この時期にしか味わえませんので、居酒屋で「日本酒 おりがらみ」という文字を見つけたら是非。


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日本酒は季節を感じながら飲む酒です。既に25BYの新酒もたくさん出回ってきました。この冬は25BYもので攻めつつ、飲み方も、冷たいの、そしてお燗で愉しみたいと思ってます。ほんと日本人でよかったわー(本日2回目)

この日は少しお店が混んでいたこともありこれでお勘定。早々に2軒目、3軒目に向かいました。

ジャック ダニエル ブラック(Old No.7)

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珍しく家でも飲めるジャックのNo.7を注文して、


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「砂肝の硬いところ(塩こしょう炒め)」300円をつまみ、


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生ハムを愉しんで、本日の年末の巡回は終了です(笑)