ひとり飲みのカウンターで
先日、居酒屋でひとり飲みの時にカウンターで何をするかという記事を書いた際に「お店の人と話す」という項目も入れました。
居酒屋でひとり飲みの時にカウンターで何をするか 定番8選 - Rocketboy Digital
お店の人と話す
店長さんや板長さんとお話が出来るのも、カウンターでのひとり飲みの醍醐味です。今日の料理のこと、お酒のこと、聞きたいことはたくさんありますよね。でもこれもやっぱり、適度な会話が楽しいのです。
なんだか偉そうに書いていますが、やはり話しかけるのには勇気がいりますよね。特に私みたいな人見知りには、主人とお話しするなんて極度の緊張とあがり症がここでも勃発してしまい、大変なことになってしまうことは容易に予想がつきます。
ただ私を含めて人見知りの人というのは、そのきっかけが掴めないというのが一つ。それと、何かのきっかけで心が通じ合えば、それ以降は特に問題なく接することができるというのがもう一つ。この2つの性格から私は以下のようなプロセスを踏んでいます。
特に主人とは話さない
まずはこれです。話さない。もしこの居酒屋が気に入り、今後もこの居酒屋に一人で通うようになりそうならば、店の主人と親しくするのはなるべく避けたほうがいいのです。「この人よく来るな」と主人は思うかもしれませんが、「誰かは知らない」という関係がいいのです。なんでもかんでも仲がよくなればいいってもんでもないのです。
主人に酒と肴を注文
とはいうものの、基本的に注文は主人にする場合がおおいので、注文は自分で決めて「生ビールと焼き豚ときんぴら!」とはっきり言う。注文以外は口をきかない。私は自分から「おすすめ」を聞くことは絶対に無いので、必ず自分で決めて注文します。それでいいのです。
主人からのおすすめ
通い続けていると、ある日主人から「今日は黒鯛のいいのが入りましたよ」なんて言われたら・・・・・そうです、それは今までたのんできた私の注文内容をすべて覚えてくれて、言ってくれてるんだな、と思い(勝手に妄想し)、「あ、そうなんですか~。じゃそれ、頂こうかなー」とか言いながら注文してしまうのが一歩前進です。ここで「産地」の話や「魚の旬」の話をすると話が一気に膨らみます。ただ黒鯛に関するウンチクは主人に喋らせてあげましょう。
魚の話
居酒屋といったら魚です。刺身でも焼いても揚げても煮ても美味いので、どうしても魚中心に注文します。ですので魚に関する話は居酒屋にはピッタリですので、もし自分自身、魚に興味があれば、注文や食べる時にでも、魚に関していろいろと話してみるのがいいと思います。
ただ、決して「通ぶらない」そして決して「知ったかぶらない」というのが居酒屋でもすし屋でも社会でも一番大切だと思います。
酒の話・他の飲み屋の話
主人はおそらくお酒好きだと思いますので、日本酒の話ができると、辛口・甘口、燗か冷やか、蔵元のこと、その酒に合う肴の話、と膨らんでいきますので、楽しく会話できます。あとおそらく主人も毎日飲み歩いていることでしょうから、近所の居酒屋やバーの話なんかが意外と盛り上がったりします。
役に立たない話
意外と難易度が高いのですが、どうでもいい話、役に立たない話というのが居酒屋にはぴったりです。「ゲリラ豪雨対策用のスマホアプリが出たみたいですよー、多分使えないんでしょうねーゲラゲラ」「今度JALの機内食で「俺の」フレンチとかイタリアンが出るみたいですねー、いらないですけどねゲラゲラ」「山本昌って来季も現役ですってねー、もう60いったんでしたっけーゲラゲラ」とか、後に何も残さない会話というのがいいのです。
すぐ店主の年齢や、家族構成、どこに住んでいるかという個人的なことを訊きたがる人がいますが(すいませんが中年女性に多いかな・・・)、男はそういうことはどうでもいいし、訊こうとも思いません。それと自分の考えや主義主張も正直迷惑。だから内容なんてないどうでもいい話が居酒屋にはよく似合います。
おわりに
特に主人とは無理に話さなくてもいいのですが、話せたら話したでとても楽しいので、最初は話さない作戦で行けば、私みたいな人見知りでも大丈夫です。結局黙っちゃえば「寡黙な常連」として認定されますので。ただ、主人を「~ちゃん」とかいかにも親しげに呼んだり、いきなり固有名詞攻撃の会話を永遠としたり、「いつもの!」とかいう「常連扱いしてしてオーラ」はかっこ悪いかな、と思います。
〆はマグロの漬け丼です。
以上です。