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メンチカツ定食を絶滅危惧種に認定 哀愁のメンチカツ

 私はメンチカツが好きです(メンチもしくはミンチカツとも呼ばれます)。定食屋さんでメンチカツ定食を見つけると必ずたのみます。 ただこのメンチカツ定食をメニューに載せている定食屋さんが最近かなり少なくなってきています。危機的状況です。

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 写真は、一時期食べログで4点台に迫る勢いだったの地元洋食屋さんのランチです。かなりのボリュームで、いつ行っても満席&相席という人気店。でもメンチカツ定食は見当たらず・・・

 

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 本日の定食、もちろん私はメンチとハムカツと野菜フライのランチをオーダーしました。でもメンチカツを追加でお願いしたいぐらいです。

 

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 しかし、居酒屋ではまだまだメンチカツも健在です。これは赤羽「まるます家」のジャンボメンチカツ。オーダーするとおばちゃんに「20分ぐらいかかるけどいい?」と必ず聞かれます。が、これぞ待つべきメンチ、我々ひき肉ラバーズにとっての心の癒し、心のともしび、それがこのジャンボメンチカツなのです。Yes!

 

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 そもそもメンチカツは贅沢品です。ひき肉をまぜまぜしている時、ひき肉自身は「僕、今日はハンバーグになるんだ!」と信じている可能性が強く、そしてハンバーグとして焼かれるひき肉達は、子供たちからも大人からも愛されて、その生涯を終えていきます。

 一方、まさか自分がメンチカツになろうとは夢にも思わなかったひき肉達は、ハンバーグになる夢を捨て、小麦粉をまぶされ、溶き卵にくぐらされ、生パン粉をまぶされながら、160℃の油の中に投入されるのです。 熱い、絶対に熱い。

 そのまま焼けば皆に愛されるハンバーグ、それをあえて揚げられてしまうメンチカツ。贅沢過ぎる一品です。

 それにメンチカツはそんなに高い値段も付けられない運命です。高くても150円〜180円ぐらい。そして何よりも家庭のママ達が「揚げ物はちょっと面倒だなぁ〜うん、ハンバーグにしよっ!」子供「わーい!」という無情の抹殺、無情の極シャングリラ。

そんな悲しい物語が存在するのです。

 

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 「メンチカツ定食なら定食屋に普通にあるけど・・・」と思われた皆さん。

恵まれてます。

そこのお店に今すぐ飛んでいきたいです。是非そのお店を大切にしてあげてください。