家でお酒を飲む場合、私はテレビであればNHKかWOWOWか旅番組とかを見ながら飲みますが、それでも一応家族に気を遣っていて、仕方なくドラマやお笑いに付き合うこともあります。「めちゃイケ」や「アメトーーク!」はまぁまぁ面白いですからね。
でも、できることなら誰にも干渉されずに音楽DVD、特に洋楽ロックのDVDかBlu-rayを見ながら晩酌したいんです。ただ家族がリビングにいると、最初からロック!イェー!キュイ~ン!Yes!って訳にもいきませんので、誰もいなくなってから・・・・いそいそとディスクをプレイヤーにセット! → キュイ~ン!って感じになるわけです。
洋楽に関しては輸入盤DVD・Blu-rayがかなり安く、かつリージョンフリーのDVDも多くて、Blu-rayだと米国とリージョンが同じになりましたから、選択肢も広がりました。英国のDVDはPAL形式が多いですが、PCなら見ることができますし、米国盤DVDでリージョン1(英国盤Blu-rayリージョンB)にさえ気をつけていれば、いろいろなライブを楽しむことができます。1500円以下ぐらいでも探せば結構あるもので、今日の私のDVDラインアップはこんな感じです。
Performing This Week: Live at Ronnie Scott's Jazz [DVD] / Jeff Beck
今だとAmazonで1000円ちょいで買えてしまうジェフ・ベックのライブDVD。これはバンド、雰囲気、神業、どれをとっても素晴らしいです。本編も約100分あり、加えてインタビューが約37分。リージョンALLなので、国産DVDプレーヤーでも再生可能です。安DVDにしては16:9のワイドスクリーンですし、英文ブックレットも封入でお得感もあります。
ライブ自体は2007年11月、ロンドンのジャズ・クラブ「ロニー・スコット」という小さな会場でのライヴなんですが、ベースが可愛らしい(かつベーステクも凄い)タル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfeld)なので、ジェフ・ベックとドラムのヴィニ・カリウタのおっさん達が、もうタルを見ながらニコニコ演奏してます。
それにしてもベックのギタープレイは、ホント釘付けにされます。いわゆるピックを使わないフィンガーピッキングっていうのでしょうか。アームやエフェクターの使い方を含めての神業が、こんなアップで堪能できるのが素晴らしい。
あと最後にエリック・クラプトンもゲストで出てきてブルースを演奏するんですが、若干ワンパターン気味ではあるものの、お得感はあります。なによりみんな楽しそうなのがこのDVDの魅力ですね。ベックとカリウタの、タル嬢に対するエロ目線は実際に見て確かめる価値あります。 Blu-rayには7曲のロカビリーセッションが追加収録されていますので、もう少しお金出せる方はBlu-rayもお得です。
次はスライドギタリストいきましょう。
Songlines Live / The Derek Trucks Band [DVD]
デレク・トラックス・バンド、2006年のライブDVDです。デレクは、オールマン・ブラザーズ・バンドのメンバーで、ドラマーのブッチ・トラックスの甥。米ローリング・ストーン誌が選ぶ「世界のギタリスト・ベスト100」にも史上最年少でランクインした実績もあり、このDVDでのギタープレイも凄すぎて圧倒されます。もちろんフィンガー・ピッキングです。
オールマンにおけるサザン・ロックというよりも、ブルース、ジャズ、ラテンまでも難なくこなし、その高い音楽性と熱い演奏は本当に素晴らしいです。酒もクイクイすすみます。もちろんデレクもフィンガーピッキングですので、DVDだからこそ、その神プレイをじっくりと見ることができます。今だとAmazonで輸入盤が1300円ぐらいです。
今日のラストはテキサスのブルースマン、スティーヴィー・レイ・ヴォーンで〆めましょう。
Live at the El Mocambo / Stevie Ray Vaughan and Double Trouble [DVD] [Import]
もう何も言うことはありません。圧巻過ぎて言葉でず・・・。既にこの時点で、こちらはベロベロだと思いますので、家族を気にしながらも少し叫んじゃいましょう!ウォォォォォ!
現在Amazonで1200円ぐらい。というかこの3枚とも安すぎます。
これからも家飲みで、家族を気にしながらも、ウイスキー片手に、洋楽のロックDVDを堪能しつつ、明日からも仕事、がんばっていきましょう。