動物が苦手です。子供の頃、家族で犬、ウサギ、インコ、そして再度犬と飼ってきましたが、なぜか最後は私がメインで世話をさせられることが多かったのです。
特に最初の犬(名前はジュン)は脱腸(ダッチョウ)というのでしょうか・・・小さくてとっても可愛いらしいのですが、「脱腸」気味で私が学校から帰ると既に「腸」がベロンと(それもかなり)出てまして・・・当時小学生の私はランドセルを置き、シクシクと泣きながら、お尻から出てきた腸を押し込むのが日課という、まさにハードコアな苦行を強いられる毎日であり、今でもたまに夢に出てくるのです。よくグレなかった思います。
さて先日、上野動物園に行くことになり、さすがにもうトラウマからも解放されているという実感を得たくて、一眼レフ持参でかなりの枚数を撮ってきました。
今まで犬も猫も、基本的に動物は撮ったことがありませんので、上野に行く途中、「動物園 撮影」とかで検索してみました。なんとなく予想はしてましたが、
- 望遠レンズで
- 絞りは開放
- シャッタースピードは速め
- 檻(オリ)やガラスに近づいて撮る
そして早くも前半の山場、サル山です。この日は曇天で猿と山の色が同じなためコントラスト的にどうなんだろう、という感じがしましたが、ここは赤ちゃん狙いでいきました。これどうでしょうか。撮って出しですが、お母さんも、赤ちゃんもイイ顔!サルの赤ちゃんは可愛いですね。
とにかく赤ちゃん、可愛い!くれぐれも脱腸には気をつけてね!
この日のレンズはCanon EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIという1万円台の安レンズで、こんな感じになります。白レンズ欲しいのですが、もう少しこれで頑張ってみようかなと思ってます。
でもやっぱり35mm判換算で400mmぐらいの望遠域は必要だと実感しました。実際このレンズつけっぱなしでした。
そしてこれまた盛り上がるカピバラさん!なんとなくふてぶてしい、でも癒されるこの感じ!
お尻も可愛い!くれぐれも脱腸にならないでね!
そしてホッキョクグマ降臨!人気者です。ですので写真を撮るスペースなんてありません。お母さん、お父さん、子どもたちで群がっていますので、なんとかレンズだけを人垣に突っ込んで撮れました。個人的にはキセキのショット!
トラです。なにトラかは確認できてません。
しかしこの眼光の鋭さコワイです。動きが早く、且つ暗いのでISO感度を上げて、シャッタースピードをかせいで、やっとピントがあいました。 「こっち見んな」的な仕上がりですが、何せ素早く動きまくっていますので、どういう写真が撮れるかは運のみです(汗)
ゴリラです。とにかく混んでいました。ただ少しアングルをかえてみたら、赤ちゃんの「モモカ(多分)」がいる!なんか遊んでもらっています。鼻が!(笑)
そして粘って粘って粘って、お母さんゴリラが腕を上げた瞬間、キセキのショット頂きました。モモカはみんなに愛されているんですね。
モモカちゃん、脱腸だけには(ry
動物園は「檻(オリ)」との戦いでもあります。これはオカピ!可愛いですよね。シマウマにも似ているのですが、キリン科の動物です。なんかおっとりしてて優しい気分になります。でも、とにかく檻(オリ)! 消えてないですし・・・
見るからにこれはキリンです。草食性なので、アカシアの葉っぱや小枝なんかを食べます。それにキリンは反芻(はんすう)しますのでモグモグ・モグモグを楽しめます。反芻とは一度飲み下した食物を口の中に戻して、かみなおして再び飲み込むことを言いますが、意外とウシやヤギぐらいしかいなかったと思います。
このムシャムシャしてる顔がいいですね~
ハートマンヤマシマウマという山岳地帯にわずかだけ生息している、かなり珍しい種類のシマウマのようです。向こうを向いてずっと草を食べており、全然こちらを向いてくれませんでした。でも絵になります。次はじっくり撮ってみたいです。
そして僕らのアイドル「オオアリクイ」です。オオアリクイと言えばドラクエ、アリアハンでの戦いをどうしても思い出します。そしてオオアリクイは数年前スパムメールでも有名になりましたね(汗)かなりの時間、粘って撮影しました(笑)
そして〆はアメリカバク!寝てるの?でも味のあるこの顔!スバラシイ!ある意味この日のベストショット!(笑)
アルゼンチンやブラジルの熱帯雨林の水辺に生息しているようで、草食性です。どうやら夜行性のようで、泳ぎもうまいとか。鼻が上くちびるといっしょに伸びていて、結構動かします。
この日、一気に園内を回って撮影して来ましたが、実は動物の撮影で一番大切なのは、
動物はエサを食べたら寝る
ということなんですよね。動物園の動物たちは基本的に寝てます。なので大切なポイントとしては、
- 朝一番で入園
- お目当ての動物のところに1点集中で乗り込み
- エサを与えられる前に撮る、撮る、撮る
- そしてとにかく粘る
これが一番大切です。これに気付いたことが、この日一番の成果でした。
そして動物たちが愛らしくなりました。